『介護実務者研修』とは、幅広い利用者に対する基本的な介護提供能力の取得に加え、医療的ケアに関する知識及び技能の習得を目的とした研修で、今回の制度改正で導入されました。
この研修を修了することで、「喀痰吸引」・「経管栄養」の基礎研修が修了となります。また、制度の知識、介護過程の展開などについても学ぶことができます。
制度変更で、平成２８年度（平成２９年１月）の試験から、介護福祉士国家試験を受験するには「実務経験３年以上」に加え「介護実務者研修の修了」が必要となりました。（平成２８年１月試験までは従来通り）
研修制度が以下の通り変更・移行します。
- ホームヘルパー２級は平成２５年度から「介護職員初任者研修」に移行
- ホームヘルパー１級及び介護職員基礎研修は平成２５年度から「介護実務者研修」へ一元化
※ホームヘルパー１級、２級、介護職員基礎研修の既取得者は平成２４年度以降も業務に従事することは可能です。
- これから介護現場に就職を考えている方
- 現在、介護現場でお仕事をされている方で介護福祉士資格をお持ちでない方
- スキルアップを目指す方
※ホームヘルパー１級、２級、３級、介護職員初任者研修、介護職員基礎研修修了者は 免除科目があります。（科目一覧参照）
- 医療的ケアの基本研修（喀痰吸引等研修）が修了できます
※ただし、喀痰吸引等の実施のためには実地研修を修了することが必要です。 - 訪問介護事業所での「サービス提供責任者」になることができます。
- 制度変更後はもちろんのこと、それ以前の実技試験についても、事前に介護実務者研修を修了しておくことにより免除となります。
